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rikyu

萩の何百年も続く窯元の十何代目かの御主人に聞いた話が心に残っている。


西洋や、アジアでも、ほとんどは真円で、傷がなく、白い陶器が美しいとされているが、日本だけが昔から「ゆがみ」や「こげ」や「ひび」のある陶器を『面白い』といって尊ぶ美意識がある。
DNAレベルで擦り込まれてるんですかね?アハハ・・・・・と最後は冗談っぽくおっしゃられてました。

私も真っ白で、傷のない、完璧な絵の施されているロイヤルコペンハーゲンとか、アラビアとか、マリメッコとか、ウェッジウッドなんて大好きやけど、それ以上に「荒々しい」と表現される茶道具や、板皿とかもカッコイイと思う。
濡れた備前のまな板皿に、青々とした笹の葉をひいて、お刺身が盛り付けられてたら「美しい」よね?
鬼萩の荒い肌に冴えた緑の泡立つ抹茶・・・・・うっとりするよね?
ウェッジウッドにそれじゃあ・・・・・決まらない。

セラドン焼き(タイ)や、バッチャン焼き(ベトナム)にすら、そんな美意識ないよね??
良く考えたらおかしいと思うねんけど。歪んでるものが美しいと感じる方が、なんでや?と思うねんけど。

これが「わびさび」なんでしょうか??
どうなんですか?利休先生!!!

もし、この美意識が利休後に発生したものだったら、1人の人間によって生み出された「美」の新しい基準ってすごくない???
そのあたり研究したい・・・・・もしくは誰かに手っ取り早く解説してほしい。

今日は、利休先生と山本兼一先生に捧げるために一服おたていたしましょう。

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↑ワタクシの茶道具のすべて。ショボ・・・・・。
茶匙や茶筅はもらいもの。あ、抹茶もいただきものでした。

美意識・・・・・・ないわ。すまん。

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ごみんね。


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あ、アルパカか。


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by atelierhitsujikai | 2014-02-17 10:02 | 私のこと